Last Update : Mar 22,2009


3月13日(金)

3月16日(月)


2009年3月15日(日)

 今日は世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されている薬師寺、唐招提寺、平城宮跡、春日大社、東大寺、興福寺、元興寺の7つを廻る予定にしているので早起きして、朝一から行動開始。6時過ぎに起床して、7時45分に出発した。  
 今日の予定はまず西ノ京エリアの薬師寺と唐招提寺に行き、平城宮跡まで歩いた後、奈良公園エリアの4つの寺社を廻るというもの。それぞれが見応えのある遺産なので早めの行動をしようと思っていた。今日もパートナーは母親。今日はかなり歩く予定だけど大丈夫かな?
 近鉄西ノ京駅に到着したのは8時25分。徒歩2,3分の場所にある薬師寺の拝観時間は8時半からだからピッタリだ。

薬師寺(左から東塔、金堂、西塔)

薬師寺(玄奘塔)

 薬師寺は天武天皇の時代に皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って、天皇の発案で着工された。建立時以来残っている東塔は本当に美しくて1300年もその姿を見せてくれている。小学生の時に国宝シリーズの切手のデザインで初めて見て以来この三重塔のファンになった僕にとって今回楽しみにしていた訪問先の一つだ。並んで建つ西塔は火災で焼失していて金堂と合わせ昭和になって再建されている。建立当時の鮮やかな美しさがまぶしかった。
 朝一の薬師寺は空気が澄んでいて、訪問客もほとんどいなくとても清々しかった。予定より時間を延長して東塔の姿を堪能した後、今度は玄奘三蔵院にも足を運んだ。同じ薬師寺内にあるにもかかわらず、ここはご本尊が平山郁夫画伯による壁画だとのこと。期間限定公開だというからタイミングがよかった。三蔵法師が天竺に向かった旅を1日で現した壮大な規模の壁画だった。ボランティア説明員のおじさんが丁寧に説明してくれたからよく理解出来てよかったよ。(拝観料は玄奘三蔵院も含めて500円)


唐招提寺(金堂)

唐招提寺(鑑真和上御廟前の青苔)

 だいぶ遅れて9時50分に唐招提寺に向かって出発。約10分で到着。唐招提寺は天平時代後期に唐から渡来した鑑真が開いた律宗の総本山。金堂は修復工事中だったので外観しか見られなかったが、とっても静かでいい空間だった。あと有名な鑑真和上坐像は御影堂に安置されているがこちらは公開期間ではなく見られず。境内を歩いて一番奥地にある鑑真和上の御廟にも行ってみた。苔むした庭園の奥地に御廟はあった。ここは更に静かでとっても厳粛な気持ちになった。(拝観料600円)
 約1時間見学した後、平城宮跡に向けて出発。唐招提寺の前にあった売店のおばちゃんに歩いて行くための道を聞いたら、少し驚かれ30分くらいかかると言われた。ちょっとコースをミスって国道9号沿いを歩いてしまったら、車通りが多く風情を感じられなかったのがちょっと残念。川沿いを歩く道もあったのでそっちを歩けばよかったとちょっと後悔した。そして言われた通り約30分後に平城宮跡の朱雀門に到着した。


平城宮跡(朱雀門)

平城宮跡

 ここは平城京の中心に位置していた平城宮の跡地。平城京のメインストリートであった朱雀大路の北端にあった朱雀門が約10年前に再建されている。朱雀門から眺めると広大な敷地が広がっていた。ボランティア説明員のおじさんにガイドマップをもらいしばし説明を聞くと、目の前の敷地にかつて壮大な都が広がっていたことが分かった。来年の平城遷都1300年を前に太極殿が再建工事中であるのも見えた。秋には囲いがとれて全貌が見えるとのこと。
 残念なのはこの敷地の真ん中を近鉄奈良線が横切っていること。保存しようとなる以前に線路がひかれたらしく、移転は難しいとのことだったが景観上残念に思えた。そういえば昨年のドラマ「鹿男あおによし」ではこの近鉄電車から朱雀門を臨むシーンが出ていたな。ようやく構図が分かった。
 30分ほど見学してから次の目的地、春日大社に向かうことにしたが、さすがにちょっと離れているのでバスに乗って行くことにした。近くのバス停に行くと本数が少ないバスが数分後に来るという幸運。でも5分遅れて到着した。待っている間に、バス停にいたおばちゃんと少しだけおしゃべりした。おもに母親がだけど。
 今日は日曜日。天気もいいしもうお昼だから、奈良公園に入ることから渋滞していた。そのおかげで春日大社前に着いたのは12時半になっていた。さすがに腹が減ってきていたので、春日大社に入る前にランチを食べることにした。


春日荷茶屋

大和名物膳

 途中にあった春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)というお店に入った。せっかく来たので奈良らしいものが食べたいと思い、母親と二人とも大和名物膳(1,580円)をいただいた。これは万葉粥(季節によって中身が変わり、3月は菜の花だった)、柿の葉寿司、葛きり、奈良漬けなどが付いてくる。とても美味しくて、これで充電完了。春日大社に向かって出発した。


春日大社(中門)

春日大社(回廊)

 春日大社は朱塗りというイメージがあったけど、その通り朱塗りの美しい建物が並んでいた。創建は奈良時代だということだ。参道を歩いて上って行くと、途中でたくさんの鹿たちに出会えた。以前ほどがつがつしていないので怖くはなかったのでよかった。
 春日大社も特別参拝するために500円支払って中に入った。といっても中門の前から、その後ろ側にあるいくつかの小さい神社までしか行けないのだけど。回廊に釣られた1,000個以上と言われる灯籠は圧巻だった。
 拝観の最後の多賀神社でお参りした後に母親がトイレに行きたいということで、いそいそと外に出てトイレへ。しかしこの後、帽子がなくなったということが発覚した。いろんなところでお参りしたので、その度に帽子を脱いで脇に挟んだりしていたものだから、どこかで落としてしまったのだろう。一番考えられるのは直前にお参りした特別参拝エリアの中の多賀神社。受付に行って事情を話したら、もう一度中に入って探していいと言われた。感謝!果たして多賀神社の先の塀に帽子は掛けてあった。どなたか拾って掛けておいてくれたんだな。こちらも感謝!!
 


東大寺(大仏殿)

東大寺(大仏)

 春日大社を離れ、歩いて今度は東大寺に向かった。道すがらたくさんの鹿に出会った。でも今回は鹿せんべいは買わない。エサをあげている時間も惜しかったからね。14時25分に東大寺に到着。見覚えのある大仏殿が見えてきた。入堂料500円を払って大仏殿の正面に向かう。
 東大寺は”奈良の大仏さん”知られる、奈良を代表する寺院。境内は広く大仏殿の他、お水取りで有名な二月堂、法華堂(三月堂)、正倉院などが点在する。大仏殿は世界最大級の木造建築物だそうで高さは50mもあるそうな。確かに存在感は抜群でした。大仏殿の中はやはりたくさんの観光客がいてにぎわっていた。大仏さんを一周して、最後にお土産をちょっと買ってから外に出た。大仏殿の中にある柱に穴があいていて、そこをくぐるといいとされていて、子供の頃にくぐった記憶があったけど、今回見てみたら穴がとても小さくて驚いた。
 大仏殿を出て、法華堂に向かった。ここは別に入堂料500円が必要ということでパス。二月堂は無料で上がれたので上がってみた。お水取りはまさに今日が最終日。夜まで待てば見られたが、今回はやめておいた。この二月堂の回廊からは大仏殿越しに奈良市内が一望出来る絶景スポット。初めて来たけど眺めが良くて満足しました。
 時間は15時半。まだ興福寺と元興寺が残っていて、拝観の最終は17時だからそろそろ行かなくちゃ。本当は正倉院も見たかったけど、今回は我慢してパスしました。


興福寺(東金堂(左)と五重塔)

興福寺(東金堂(左)と五重塔)

 奈良公園を突っ切り、興福寺に着いたのは15時50分。まだまだたくさんの観光客がいてにぎわっていた。ここの見物は美しい五重塔。そして阿修羅像。しかし残念ながら阿修羅像は東京に出張中とのことでした。よって国宝館の見学は今回はパス。
 内部見学ができる東金堂は拝観料300円。母親は最近来たらしく外で待っているとのことなので、僕一人で中に入った。いくつかの仏像が安置されていてしばらくお祈りして心清めてきました。そして外に出ると母親が誰かと話している。見れば外人ではないですか。ここ数年英会話クラブに参加しているので、実践練習の場を自ら作った格好だ。息子の僕が見ても感心するバイタリティ。見習わなければね。
 邪魔しないようにしばらく興福寺の写真撮影などをして廻り、母親のもとに戻った。話し相手になってくれていたのはオランダから一ヶ月の日本旅行にやってきていた人だった。優しい人でよかった。


元興寺(東門)

元興寺(極楽坊本堂)

 16時15分に興福寺を出て、最終目的地である元興寺に向かった。猿沢池の横を抜けならまち方面へ。10分後に元興寺に到着。このお寺は今回来るまで知らなかったけど、蘇我馬子が飛鳥に建立したとされる日本最古の飛鳥寺の伝統を継ぐ官大寺で世界遺産にも登録されています。16時半が拝観受付の最終時刻だったのでぎりぎりセーフ。しかし受付に行くと受付のおばちゃんが元興寺のうんちくを前にいた若いカップルに対して大熱弁をふるっている真っ最中。面白いので聞いていたが、それで時間切れって言わないでねと思ってた。飛鳥から運ばれた日本最古の瓦がこの元興寺に移されていて、夕陽に映えるとそら美しいという話とどこから見るとよく見えるというアドバイスでした。
 無事に中に入るとまずは極楽坊に入ってお祈り。するとなんだかセッティングが始まった。なんでも今夜この極楽坊でコンサートが行われるのだとか。なんだか落ち着かないので早々に極楽坊を出た。収蔵庫でお宝の仏像や五重塔などを見学した後、境内を散策しているとちょうど日暮れが迫ってまさに瓦が美しく映える時間帯だったので、ラッキーと言えばラッキーだった。
 この元興寺はかつては一大伽藍を有したと言われているが、現在まともに見られるのはこの極楽坊のみ。ただしかつての五重塔跡が残っていたので、そちらにも足を伸ばしてみたけど、ホントに跡のみであまり手入れもされていなくて寂しい感じだった。
 これで今日の世界遺産巡りはひとまず終了。いやぁ本当によく歩いた。疲れて小腹も空いてきた。


ならまち 格子の家

葛しるこ(甘味処 佐久良)

 17時15分に元興寺の塔跡を出て、ならまちでお茶でもしようということになった。せっかくだから茶屋のようなところがいいなぁと思って歩いていたら、甘味処佐久良という吉野葛を売りにしているお店を見つけて入ってみた。民家のような、というか民家そのもの中で葛しるこをいただいた。疲れた時には甘いものが効く。本当にそうの通りだった。今日廻ってきたところを思い出しながら、しばらくくつろいだ。
 30分くらい休んだ後、近鉄奈良駅まで歩いた。ならまちから駅前商店街を抜けて駅へ。途中で友人にお土産などを買いながらぶらぶら歩いた。ひとつ誤算だったのはディズニー・オン・ツアーのなら限定グッズが見つからなかったこと。この辺りの土産物屋にはきっと売っていると思ったんだけどな。
 近鉄電車に乗って家に帰り着いたのは20時でした。今日の歩数はなんと35,352歩!そら疲れるな。


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