Last Update : Oct 29,2006



*** Caution:下記の内容は全て旅行時のものです。 ***

旅行先

ヨセミテ国立公園、ビショップ、デスバレー国立公園、ラスベガス、キングマン、セリグマン<ルート66>、グランドキャニオン国立公園、モニュメントバレー、モンティセリョ、アーチズ国立公園、ポカテリョ、グランド・ティトン国立公園イエローストーン国立公園、ボーズマン(アメリカ)
Yosemite NP,Bishop,Death Valley NP,Las Vegas,Kingman,Seligman<Route 66>,Grand Canyon NP,Monument Valley Navajo Trival Park,Monticello,Arches NP,Pocatello,Grand Teton NP,Yellowstone NP,Bozeman(U.S.A.)

旅行期間

2006年7月14日(金)〜7月24日(月) 9泊11日

航空会社

ノースウェスト航空(Northwest Airlines)

テーマ

1.アメリカの3大国立公園を1回の旅行でレンタカーで回る。
2.大自然の中に身をおいて、人生を見つめ直す。
3.アメリカのマザーロード、ルート66を自分で運転して走る。

旅 程

7月14日(金)

ノースウェスト航空28便(NW28)
新東京国際空港(NRT) 16:30(JP) → サンフランシスコ国際空港(SFO) 9:39(PT)
 9時間10分

 今回はリニューアルした第1ターミナル南ウィングを見学するため4時間前に到着。新しい南ウィングは明るくて開放的だった。ノースウェスト航空は北ウィングだけど綺麗な南ウィングの出国ゲートを通過。成田ナカミセはたいしたことなかった。
 ノースウェスト航空はアルコールが有料になっていたので、機内ではペプシやコーヒーを飲んで過ごす。エアバスA330はエコノミーでもプライベートモニター付。映画を見たり、ゲームをしたりしているうちにサンフランシスコに到着。今回は素早く移動して着陸後約10分で入国審査通過。最短記録かも。
 早速ドライブということでモノレールに乗ってレンタカーステーションにあるハーツのカウンターへ。ちょい込みだったけど11時半に無事出発。今回の相棒はフォード・トーラス。無料アップグレードで3リッターの本革シート。乗り心地も結構いいぞ。
 出発後サンフランシスコのダウンタウンには目もくれず一路東を目指す。途中トレーシーでウォルマートに寄ってお買い物。今回暑さ対策として水を3ガロン(約12リットル)やスナック、日用品などを購入。しかしいつものクセで大きなスーパーを散策していたら1時間も滞在してしまった。先を急がなければ。
 ひたすら東に向かって走っていたつもりがいつの間にか北上。あれー!とりあえずお腹空いたのでランチを食べて進路修正。ちなみにランチはなぜかハワイアンプレート。その店がハワイフェアーをやってたからだけなんだけど。

ヨセミテ国立公園(Yosemite NP)
 予定より2時間遅れで18時半にヨセミテ国立公園ゲート到着。ここでナショナルパークス・パス($50)を購入。これで今日から1年間アメリカの国立公園にいつでも入れる。まずは予約したホテル”アワニー”に向かうが果てしなく遠く感じる。やっぱり広いなぁ。これじゃあグレーシャーポイントからのサンセットが見れないかもしれない。ということでホテルまで行ったもののチェックインしないで、グレーシャーポイントに向かう。が、サンセットには5分、間に合わず(-_-; でも目の前のハーフドームやヨセミテバレーの風景をまずは胸に刻む。(写真)
 22時アワニーホテルに戻ってチェックイン。と思ったら予約はキャンセルされていると言われた。なにー! 30分間説明して粘ったが、キャンセルされていて部屋はないだと。代わりにカリー・ヴィレッジのキャビンを押さえたのでそっちに行ってくれと言われたが、納得いかずさらに交渉。結局翌日のアワニーでの朝食サービスで合意した。初日から大変だ。
 真っ暗な中、カリー・ヴィレッジに移動。チェックインの時にクマが出るよ言われる。駐車場からカートでキャビンまで連れてってもらった時に聞いたら、最近は出ないよって言われた。でもベッドに入ってしばらくしたら、外でカサカサと何かを漁る音。これってクマじゃないよね??

走行距離298mile(476.8km)

カリー・ヴィレッジ(Curry Villege)/<ヨセミテ国立公園(Yosemite NP)>($99/Room)

7月15日(土)

ヨセミテ国立公園(Yosemite NP) → ビショップ(Bishop)>

 昨夜はチェックイントラブルでシャワーも浴びずに寝たから、朝は浴びたいと思ったけど、風呂トイレ共同のキャンプ・キャビンだった。シャワー施設はのぞいたけどあまり綺麗じゃなかったので遠慮して歯磨きだけして出発。昨夜約束したアワニーの朝食には2時間遅れて到着。7時半に行くと言ってたけど、深夜0時過ぎにキャビンに入ったので起きれませんでした。果たしてアワニーのダイニングルームは一番奥のヨセミテ滝が見える一番いい席を確保して待っていてくれた。これには誠意を感じた。そしてとてもおいしい朝食をいただいて大満足。
 ヨセミテフォールに向けて出発。ローワーフォールをめざしトレイルを歩くとすぐに滝。ローワーフォールでもすごい迫力。この時期にしては水量が多いらしく激しい流れでマイナスイオンたくさん浴びてリフレッシュ。滝はいいなぁ。
 昨日は日没後に到着したグレイシャーポイントに今日も行くことにして向かったんだけど、途中でガソリンが心細くなったので、ガソリン入れに遠回り。気を取り直してグレイシャーポイントに向かう途中、マーセドリバー越しにエル・キャピタンとブライダルフェール滝が見えるいい景色(写真)。トンネルビューを抜けて、16時50分にグレーシャーポイントに到着。やっぱりいい景色だ。ハーフドームをしっかり頭に焼き付けて、いよいよヨセミテを出発。といっても広ーいヨセミテを脱出するにはまだまだ走らなきゃならない。タイオガロードをひたすら走って、20時半にオルムステッド・ポイント、20時40分にテナヤレイクを通過。もう日没して暗くなってきて、蚊がたくさんいる。21時にイーストゲートからヨセミテ国立公園を出る。
 予定ではここからしばらく走って395号線を1マイル北上した所にあるリー・バイニングという町に泊まる予定にしてたけど、数少ないモーテルは全てNO VACANCYの表示。しょうがないので南に下ってデスバレー方面に向かう。空いてるモーテルがあったら泊まろうってことで走ったけど、走れど走れどモーテルがない、というか町がない、というよりも光がない。アメリカってモーテルたくさんあったよなぁって心配になりつつ、さらにガソリン足りる?って心配も募りながらひたすら暗闇の中を走る。そしてやっとガソリンスタンド発見。命の給油を済ませて、さらに30分走ったらビショップという町に着いた。あーやっと寝られるぅっと思ったらまたしてもNO VACANCYの連続。気落ちしつつもうちょっと走ると、見慣れたチェーンモーテルが連なってる通りに出た(^_^)。22時40分、モーテル6にチェックイン。目の前のデニーズでサンドウィッチの晩御飯を食べて、今日は終了。疲れた。

走行距離234mile(374.4km)/累積走行距離532mile(851.2km)

モーテル6(Motel6)/<ビショップ(Bishop)>($80.63/Room)

7月16日(日)

<ビショップ(Bishop) → デスバレー国立公園(Death Valley NP) → ラスベガス(Las Vegas)>

 昨夜疲れたので今朝は少しゆっくり8時起床の予定にしてたけど7時45分に目覚めた。ロビーにコーヒーを取りに外に出たらとっても天気が良くて、シエラネバダ山脈が良く見えた。夕べは真っ暗闇の中を走ってたのでわからなかったけど、すごい雄大な景色があったんだな。
 Masamiの運転でデスバレー国立公園に向けて出発。途中、朝食を食べるためにローン・パインという町に寄るが、のんびりしたユルいレストランで僕らならず、現地のアメリカ人もイライラ。
 ちょっと道に迷ったけど、US190に入っていよいよ死の谷に向かう。走っていくに連れぐんぐん気温が上がっていく感じ。車のオーバーヒートを心配して、エアコンをつけず、窓を開けて走っていたら腕が焼けそうになった。13時前にデスバレー国立公園の入口に到着。パナミント・スプリングで給油した後、さらに奥地に入っていく。灼熱の谷をエアコン無しで走って2時間後にファーニスクリークのビジターセンターに到着。途中、砂漠のようなデューンや塩田のような風景が続いて、気温は50℃に達しているまさに死の谷、デスバレー。ビジターセンターのエアコンはまさに天国の涼しさだった。デスバレーの写真集を買って、すぐそばのファーニスクリーク・ランチでペプシと水を買って、いよいよバッドウォーターへ向かう。
 16時、バッドウォーター着。乾燥して干上がった塩田のような風景。車を降りるとサウナの中のようなムッとする暑さを超越した、オーブンで焼かれるような、茹でられるようなそんな感じの暑さ。脳味噌が溶けて出てきそう。温度は50℃オーバーで計測不能。(写真)持っていったビデオやデジカメの動作温度の上限は40℃だったけど、こんな体験はなかなか出来ないので撮影続行。しかししばらくするとカメラもビデオも触れないくらい熱くなってしまった。大丈夫か?布のストラップの部分を持ち、撮影時はタオルなどで覆って撮った。こんなの初めて。人間も危ないかも。近くの丘のような壁の上の方に海面と言う文字があって、ここは海面下85.5mという表示があった。これ以上いると気分が悪くなりそうなので、次の目的地、タンデスビューに向けて出発。途中給油して18時にタンデスビューに到着。バッドウォーターを上から眺めることが出来る高台でいい景色。デスバレーが一望できた。予定より2時間遅くなったけど、これからラスベガスに向かう。
 2州目となるネバダ州に入り、21時前にラスベガス着。時間が遅いので初めて来たMasamiにメインストリート、ストリップの雰囲気を味あわせてあげようと車で流してみることにしたが、これが失敗。凄い混雑、大渋滞。南側から入って、ルクソール、MGMグランドなどを見て北上しストラスフィアタワー、サハラまで1時間以上かかった。ダウンタウンのフリーモントに行ってみたけど残念ながら映像ショーの時間じゃなかった。すでに待つ元気もなく、再びストリップに戻り、今日の宿バーバリー・コーストへ。
 着いた時間は23時半。きらびやかなカジノの中、小さいホテルのフロントに行くと、「君はラッキーだ!今夜は無料でスイートルームにアップグレードしてあげる」と言われた。きっと夜遅く行ったので部屋が足りなくなったんだな。でもラッキー。部屋はでかいバーカウンター付きリビングルームとベッドルームを備えたスイートだった。明日の朝は7時出発予定なのでもったいないと思ったので、カジノに行くのはやめて、部屋でしばしのんびりしたあと就寝。

走行距離415mile(664km)/累積走行距離947mile(1515.2km)

バーバリー・コースト(Burbary Coast)/<ラスベガス(Las Vegas)>($55/Room)

7月17日(月)

<ラスベガス(Las Vegas) → フーバーダム(Fubar Dam) → キングマン(Kingman) →<ルート66(Route66)>→ セリグマン(Seligman) → グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon NP)

 せっかくのいい部屋なのと昨日の疲れもあり、ちょっとのんびりして9時にチェックアウト。フーバーダムのあるレイク・ミードを通って一路キングマンへ。ここからルート66に入る。予定より出発が遅れたので結構とばして時間をかせぐ。パトカーがいなくてよかった。11時半にキングマン到着。パワーハウス・ビジターセンターで情報収集して、いざ出発。ルート66を自分の運転で走るのはとっても感激。ディズニー映画「カーズ」の影響もあってか、出発前の日本ではいくつかルート66の番組があって全部チェックしていた。その中でいつも出てくるセリグマンを目指す。
 13時半、セリグマン到着。テレビで見た風景がそこにあり(写真)、今や有名人の床屋のエンジェルさんもいた。有名なバーガーショップ、スノーキャップで名物のホットドッグ、ジョンドッグとボブドッグをいただいた。エンジェルさんのギフトショップで買い物をしていたら、陽気な店員さんが最近多くの日本の番組が取材に来たよと教えてくれた。全部日本で見てきたというとまた話が盛り上がった。そうこうしているうちに空が暗くなり天気が怪しくなってきた。残念だけどグランドキャニオンを目指して出発した。果たしてすぐにどしゃぶりの雨になった。遠くの空を見ると黒い雲が広がり、地面に向かって降りてきているようになっている。そこに時折稲妻が走る。先を急がねば。
 ウィリアムズで給油し、すぐにAZ64で一路グランドキャニオンに向かった。この辺りは4年前に来たのでちょっと懐かしい。17時45分に予約していたブライトエンジェル・ロッジに到着。部屋はヒストリック・キャビンの6170。落ち着く暇もなく、サンセットを見るためウエストリムに向けて出発。トレイルビューまではリムトレイルを歩き、そこからはシャトルバスでホピポイントに行った。今日の日没は19時44分。約40分間、日没までの時間をこの大峡谷に抱かれて過ごした。今日は曇り気味で夕陽の美しさはいまいちだったけど、ここに来ると身が引き締まる思いがする。
 ロッジに戻ってディナー。Masamiはニジマスのムニエル、僕はステーキ(もちろんUSビーフ)をオーダー。ワインはグランドキャニオンのプライベートワインの赤。その後、部屋に戻って撃沈。

走行距離298mile(476.8km)/累積走行距離1245mile(1992km)

ブライトエンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)/<グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon NP)>($94.80/Room)

7月18日(火)

グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon NP)

 今朝はグランドキャニオンでサンライズを見るため午前3時に起床。ポイントはマーサポイントにした。5時に到着したら既に結構人が集まっていた。さすが有名ポイント。昨日に続いて今朝も雲が厚かったけど、太陽が顔を出すところだけは雲が切れて綺麗に見えた。そしてすぐに雲に隠れた。
 サンライズを見た後、車でイーストリムをデザートビューまで走ることにした。目的は明日のサンライズ鑑賞ポイントを決めることと、早朝に出てくる動物を見ること。早速鹿を発見。道ばたの木の葉を普通に食べてる。邪魔しないように写真を撮った。グランビューポイント、モーランポイント、リパンポイント、ナバホポイント、そしてデザートビューポイントに到着。途中でイノシシも見れた。
 イーストリムの終点、デザートビューではウォッチタワーに登り、大峡谷を見た。タワー内部は先住民の遺跡から移された壁画や土産物などの売店があった。外にはブックストアやカフェテリアなどがあった。少し離れたトイレに行ってる間に突然の雨。5分くらいトイレから戻れなかったけど、すぐにやんだ。
 サウスリムのビレッジに戻った後、ヤバパイ・マーケットプレイスに行った。ポスト・オフィスでディズニー切手を買って、ヤバパイ・ロッジのキャニオンカフェでブランチ。その後一旦ロッジに戻って休憩。ロッジの前にはちょうどグランドキャニオン鉄道が戻っていたので、写真を撮りに行ったりもした。
 13時40分、高所恐怖症のMasamiをロッジに置いて、一人でブライトエンジェル・トレイルを歩きに出発。今日もサンセットを見に行くことにしていたので2時間で戻ってくることに決めて谷を下った。ちゃんとトレッキングする装備の人やTシャツ、短パンの散歩スタイルの人など様々。僕は自分のペースで景色を楽しみながら約1時間下ったところで折り返した。途中でロバに似たミュールに乗ったツアー客と何度かすれ違った。彼らは谷底まで行って来たんだろうな。
 ロッジに戻って少し昼寝した後、ホテルのアリゾナ・ロッジというレストランでディナー。それからバスに乗ってウエストリムのモハーベ・ポイントに行って今日も素晴らしいサンセットを堪能した。サンセットの後、帰りのバスを待つが全然来ない。僕たち含め3組は真っ暗になって不安のいっぱいの中、30分後にようやくやって来たバスが見えた時に拍手で迎えた。
 ロッジに戻って買い物をした後、部屋に戻ってビールで乾杯。明日はサンライズを見た後、モニュメントバレーへ出発予定なのでまた早起き。Masamiは22時、僕は23時半に就寝。

走行距離61mile(97.6km)/累積走行距離1306mile(2089.6km)

ブライトエンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)/<グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon NP)>($94.80/Room)

7月19日(水)

グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon NP) → モニュメントバレー(Monument Valley Navajo Tribal Park) → モンティセリョ(Monticello)>

 3時半起床。4時間にチェックアウトして、今朝のサンライズポイント、グランビューポイントに向かう。夜明け前なので、途中ウサギが道を横断したり、道ばたで鹿が食事しているのを見かけたり。美しいサンライズを見た後、グランドキャニオンを後にした。
 グランドキャニオンを出た後、4年前に通った時にちゃんと見れなかった”地球の割れ目”を、リトルコロラド・オーバールックという見晴台に寄って眺めた。グランドキャニオンの上流にあたる部分でまさに地球の割れ目。駐車場ではネイティブ・アメリカンの人達が売店の準備をしていた。
 一路モニュメントバレーを目指す。9時半にケイエンタ着。しかしここはナバホネーション。アリゾナ州はサマータイム無しだけど、ナバホネーションは有り。よって10時半。1時間損した気分。給油してマクドナルドでブランチした後、12時にモニュメントバレーに到着。ちなみにこの旅4週目のユタ州に入った。
 果たして映画やテレビで何度も見たことのある風景が目の前にあった。(写真)長い年月をかけて残った様々な形のビュートがたくさんあるモニュメントバレー。不思議な光景だ。自分の車でも入っていけるバレードライブだけど、ツアージープでしか行けない奥地にも行きたくて、1人75ドル、2時間半のツアーに参加した。12時45分にナバホ族の若者君が運転するジープの荷台に作られたシートにしがみついて悪路を奥地に向かう。ジープは僕たちの貸切。奥地は静かで見たことのないビュートがたくさんあった。かなりの悪路でジープ走行中は体が飛んでいきそうなくらい揺れて、土埃が容赦なく降りかかる。あとでビデオの映像を見るときっと酔うんだろうななんて思いつつ撮影した。ナバホの若者は歌を歌ったり、ギターを弾いたりしてくれたけど、けっしてうまくなくて微妙だった。
 ツアー後、ビジターセンター内の売店で買い物をして、最後に自分たちの車でバレードライブに入ってみた。一番手前のパーキングまでだったけど、自分で運転できて満足。グールディングス・ロッジでお土産のドリームキャッチャーを購入してモニュメントバレーとお別れした。
 明日行く予定のアーチーズ国立公園に少しでも近づくために北上した。途中ブランディングという町のビジターセンターに寄って地図などいろいろと資料をもらった。訪問者名簿に名前を書いたら、タブレットなどの試供品セットをくれた。これのちのち結構使えて助かった。もらった地図と時間を考えて次の町、モンティセリョを今夜泊まる町に決定して宿探し。キャニオンランズ・モーターインが可愛らしくて、値段も手頃で即決。ディナーは小さい町のレストランって感じの、MDランチ・クックハウスでバッファローステーキをいただいた。田舎町なので21時半なのに真っ暗。今日は23時前にモーテルに戻って撃沈。

走行距離296mile(473.6km)/累積走行距離1602mile(2563.2km)

キャニオンランズ・モーターイン(Canyonlands Motor Inn)/<モンティセリョ(Monticello)>($50.65/Room)

7月20日(木)

<モンティセリョ(Monticello) → アーチズ国立公園(Arches NP) → ポカテリョ(Pocatello)>

 今日はこの旅一番のロングドライブの日。早め早めの行動をしようと思っていたのだが・・・。
 6時半に起床し8時出発。少し北に走った所にあるモアブの可愛らしいカフェで朝食を食べた後、一路アーチズ国立公園へ。
 10時にアーチズ国立公園のビジターセンターに到着。Tシャツやワッペンなど買い物して、水も2ニットル購入。パークアベニュー、バランスロックなどを横目に見ながら、デリケートアーチへのトレイルヘッドの駐車場に着いた。いよいよトレッキング開始だ。
 デリケートアーチへの道はほとんどが岩の上だった。しかも日差しを遮る物がほとんどなく、気温が40度を超えた中を歩くのは結構きつかった。水をたくさん買っておいてよかった。そんな中でもたくさん人達が歩いてる。45分くらい歩いたところですれ違った子供に”あと2コーナーだよ”と教えてもらった。岩陰で休憩した後、最後の細道を通ってデリケートアーチに到着。(写真)自然が作った美しい岩のアーチの下でしばらく過ごして景色を満喫。水と帽子は必携だ。
 トレイルヘッドに戻った後、車でウインドウセクション、バランスロックと寄ってからビジターセンターに戻った。本当はもっと見て回りたかったけど、時刻は既に15時。これからアイダホ州まで600km以上走らなければならないので、後ろ髪を引かれる思いで出発。US191号からI-70に入ってしばらく西に走った後、US6号に入りI-15へ向けてショートカットするコース。しかし道路工事の標識が延々続いて40キロ制限、しかも大きなトレーラーに道を阻まれスピードが出せずイライラ。
 ようやく18時半にI-15に入り、ソルトレイク・シティが見えてきた。予定ではちょっと寄ってみることにしてたけど、この先のことを考えると、少しでも早く前に行きたいので今回はパス。フリーウェイの上からダウンタウンのビルを眺めながら通過して先を急ぐ。20時40分にユタ州からアイダホ州に入った。すぐにビジターセンターがあったので地図などいただいてすぐに出発。この辺りは周りに高い山があって道もアップダウンしているせいか、日が沈んだと思ったら、また昇りといったことを3回くらい繰り返して見れた。不思議な気分だった。
 明日行くグランドティトン、イエローストーンになるべく近づくべく先を急いで走ってたら、後に凄く速い車に付かれたので道を譲ろうとした瞬間、キラキラと光った。パトカーに捕まってしまった。75マイル制限のところを100マイルで走ってた。先を急ぐあまり、25マイルオーバー。ポリスには謝って許してもらった。”次回やったら刑務所行きだよ”って言われた。
 その後は制限速度遵守でポカテリョの町まで行って、サンダーバードモーテルに宿泊。疲れた一日だった。

走行距離487mile(779.2km)/累積走行距離2089mile(3342.4km)

サンダーバード・モーテル(Thunderbird Lodge)/<ポカテリョ(Pocatello)>($46.87/Room)

7月21日(金)

<ポカテリョ(Pocatello) → グランドティトン国立公園(Grand Teton NP) → イエローストーン国立公園(Yellowstone NP)

 6時半起床、8時半出発。明るい中走っていて気づいたけど、アイダホ州に入ってから緑が多くなった気がする。これまでアリゾナ、ユタと赤茶けた大地ばっかりが続いていたので癒されるぅ。そして朝から3台もパトカーに捕まっている車を見た。僕は制限速度を守って安全運転。
 10時40分にワイオミング州に入って、11時20分にグランドティトンのゲートウェイ、ジャクソンに到着。小さなデリでバッファローバーガーを食べた。そしていざグランドティトン国立公園へ。
 映画「シェーン」のロケが行われたという場所で、ティトン山脈を望む絶景の道が続く。車で走っているだけでいい気分。途中いくつかのビューポイントで車を止めて写真撮影。蛇行して流れるその名の通りのスネークリバーやジャクソンレイクなど水もたっぷり。気分がいい。夕方にはイエローストーンに行く予定なので、車でぐるっと回って、一カ所だけトレイルを歩こうと思っていた。
 自然がいっぱいだけど動物に出会えないなあって思っていたら、車で走っている目の前にバイソンが進入してきた。あんなデカイのが近づいてきたのに気づかず急ブレーキ。危なくぶつかるところだった。親子連れで悠々と道を渡る。もちろん制限速度で走っていたけど、もっと注意深くいかないと危険だなって思った。その後バイソンや鹿を見かけた。
 トレイルを歩く予定のコルターベイに到着したところでMasamiがダウン。やはりハードな日程で遂に疲れがピークに達したか。でもこれまでに比べると頑張った。しばらく日陰に座って休ませた。もちろんトレイルは中止。45分くらい休憩して16時半になったのでとりあえず出発。イエローストーンに移動することにした。
 イエローストーン国立公園グランドティトン国立公園の北に位置していて、ほぼ隣接していると言っていい距離。17時にイエローストーン国立公園の入口看板に着いた。僕たちが泊まるのはイエローストーン国立公園の中でも最大のビレッジ、オールド・フェイスフル・エリアにあるオールド・フェイスフル・ロッジ。広いイエローストーンの中に入って、ロッジに着いたのは18時40分。凄まじく早口でまくし立てるフロントの女性の説明を聞いて自分たちのキャビンに入った。
 一息ついてロッジのフロントに戻ると、目の前にある有名な間欠泉、オールド・フェイスフル・ガイザーの噴出時間が表示されていた。なんと19時4分の表示。ちょっと前に終わったばかり。噴出間隔は33分〜91分で平均64.5分と書いてあるので、ロッジのカフェテリアで夕食を食べながら次のタイミングを待つことにした。バイソン・ミートローフ、シェフズサラダにオールド・フェイスフルの地ビール。今回はバイソンをよく食べた。外を見るとガイザーの周りに人が集まり始めたので、僕たちも移動。次の噴出は20時33分の表示になっていた。
 20時半でもまだ明るい。オールド・フェイスフル・ガイザーを囲むように観覧席が設置してあり多くの人が噴出を待っていた。僕たちは立ち見の一番前で待った。予定より5分遅れて噴出開始。10m以上の吹き上げが約5分。本物の間欠泉は初めて見た。よかった。ここら辺一体は実は火山の火口で、そこらじゅうで湯気が上がって大小の間欠泉が数多くある。しばらく近くを歩いていろんな間欠泉を見て回り、日没で暗くなってきたのを機にロッジに戻った。ロビーに氷をもらいに行ったら、オールド・フェイスフル・ガイザーの次の噴出時間に当たったので、氷を抱えたままロッジの前のベンチに座って鑑賞。夜の噴出もまたいい感じだった。

走行距離308mile(492.8km)/累積走行距離2397mile(3835.2km)

オールド・フェイスフル・ロッジ(Old Faithful Lodge)/<イエローストーン国立公園(Yellowstone NP)>($101.76/Room)

7月22日(土)

イエローストーン国立公園(Yellowstone NP)

 今朝は6時起床。寒む!だいぶ北の方に来たんだなって感じた。少し厚着をして7時半より前に出発。モーニング・グローリー・プール(写真)を目指しつつ、いろいろなガイザーを見て回ることにした。大きな噴出は見れなかったけど、ボコボコと吹き出すガイザーがたくさん見られた。一番気に入ったのは、ソウミル・ガイザー。小さいのに元気いっぱいに吹き出す様は見ていて楽しい。時には5m近く吹き上げたりして、しばらく眺めた。
 モーニング・グローリー・プールは事前に見ていた写真ではとても大きいものと思いこんでいたので、実際に見たらとても小さくてちょっとガッカリ。でもグリーンやイエローの色合いは不思議なものだった。
 その後、歩いてブラックサンド・ベイスンに行き、エメラルド・プール、サンセット・レイクなどを見てまわり、ロッジに戻ってカフェテリアでランチを食べた。窓際の席からはオールド・フェイスフル・ガイザーの噴出がまた見れた。ランチはBBQサンドウィッチとスピナッチサラダにノンアルコール・ビール。
 午後は車でミッドウェイ・ガイザー・ベイスンに移動。楽しみにしていたグランド・プリズマティック・スプリングを見た。こちらは113mもある大温泉。実際に行ってみると近くまで寄れるものの、写真で見るような上からの姿は拝めないのでちょっと残念。気温は35℃、に加え横では温泉からの湯気で熱風が来てかなり蒸し暑い。硫黄臭さもあるし。
 次に向かったのはキャニオン・カントリー。目的はローワー滝を見ること。ビジターセンター、ゼネラルストアで買い物などした後、滝へ。アンクル・トムズ・トレイルを下って行くんだけど、鉄製の階段が作ってあって下が丸見え。高所恐怖症のMasamiは半泣き状態でローワー滝のビューポイントまで降りた。落差94mというローワー滝は迫力満点。虹まで架かってステキだった。振り返ると、グランドキャニオン・オブ・イエローストーン。峡谷全体が黄色っぽい岩で出来ていて、この色がイエローストーンの名前の由来になったとか。アーティスト・ポイントに移動して、峡谷の向こうにローワー滝という景色はまた素晴らしかった。
 時刻は17時。あとはマンモス・ホット・スプリングスに行こうと思っていたので、急いで出発。しかし途中の道沿いにたくさん車が止まっていて、レンジャーまでいたのでよく見てみると、ブラックベアがいた。さらにキツネとも遭遇した後、65km離れたマンモス・ホット・スプリングスに到着。時間も遅いのでアッパーテラスだけ車で回った。途中には鹿の親子がいたりしてそれだけでも来たかいがあった。
 さあロッジに戻ろう。でもイエローストーン・レイクを見ていないので、そっちを回って帰ることに。時刻は19時半、間に合うか?ノリス方面に南下して、キャニオン・ビレッジを経由してレイク・ビレッジを目指した。約77kmの道のりだ。途中で鹿の群を発見。遠目だけど良く見えた。そしてキャニオン・ビレッジの横で、念願のエルクに遭遇。多くの人が遠巻きで立派な角を持つエルクを見ていた。僕たちも車を路肩に停めて、しばらく眺めていた。よかった、あとはムースに会えればいいなぁ。でも次にいたのはバイソンだった。だんだん暗くなりガソリンも少々心もとないが、レイク・ビレッジで給油することにして先を急ぐ。
 21時15分、レイクビレッジ到着。日没後の薄明かりでなんとかイエローストーン・レイクを拝んでゼネラルストアへ。閉店間近だったので、今夜の食事にとターキー&チーズとツナのサンドウィッチを買って、レジでガソリンスタンドのことを聞くと、少し離れたフィッシング・ブリッジにあるという。しかし21時半まで。今は21時25分。”急いで!”と言われて、大急ぎで移動。2分遅れたが何とか給油させてくれた。さぁ、ロッジに戻ろう。でもレイク・ビレッジからオールド・フェイスフルまでは60km離れている。真っ暗な国立公園内はいつ動物が飛び出してくるか分からないから、低速で超安全運転。22時40分にロッジに着いた。
 明日はここから約200km離れた空港で8時15分の飛行機に乗る。3時にチェックアウトする予定にしていたので、サンドウィッチを食べた後、帰り支度をしたらもう1時前。1時間だけ仮眠することにした。最後までハードだ。。。

走行距離187mile(299.2km)/累積走行距離2584mile(4134.4km)

オールド・フェイスフル・ロッジ(Old Faithful Lodge)/<イエローストーン国立公園(Yellowstone NP)>($101.76/Room)

7月23日(日)

イエローストーン国立公園(Yellowstone NP) → ボーズマン(Bozeman)>

 いよいよ最終日。ボーズマン空港まで早朝ドライブ。1時間睡眠で元気を少し取り戻し、最後のドライブへ出発。予定通り3時にチェックアウト。ロッジのフロントには誰もいないので、鍵をドロップして行った。まだ真っ暗なので、昨夜同様、超安全運転で国立公園の西出口に向かった。外に出てウエスト・イエローストーンからUS191号を北上した。途中Masamiに運転交代したら、いつのまにか眠ってしまった。
 5時半、目覚めるとボーズマンの町に入っていた。しかし空港の案内はなく、路肩に車を停めて地図を見ていたら後から青色灯を輝かせてポリス登場。ここに停めるなだって。早朝から頑張ってるのね。謝った後、ちょうどいいので道を聞いた。教えてもらった道の通りに行ったけど着かなかった。聞き間違いかな?6時前に空港になんとか着いたけど、本当に看板すらないような田舎空港で、最後までドキドキだった。

走行距離129mile(206.4km)/累積走行距離2713mile(4340.8km)

ホライズン航空2381便(AS2381)
ボーズマン空港(BZN) 8:10(MT) → シアトル・タコマ国際空港(SEA) 8:55(PT)
 1時間45分
 ホライズン航空のプロペラ機に乗って1時間45分、2人とも爆睡しているうちにシアトルへ到着。
 寝ぼけていたせいか、預けた荷物を一度受け取るものと勘違いして一旦セキュリティゲートを外に出てしまった。トランジットに6時間もあるので、時間は余裕だったけどアホだった。
 お土産買ったりしながら時間を潰していたが、東京行きの便に乗るターミナルに早めに行ってみたら、なんと出国時にも指紋と写真を撮られることになっていた。機械が置かれていて係員も立ってはいるけど、気が付かない、知らないとスルーでも飛行機に乗れてしまう。でもこれやっとかないと次回のアメリカ入国時にややこしいらしい。僕たちも知らなかったけど、なんとなく近づいて話を聞いてみて初めて分かったくらい。

ノースウェスト航空7便(NW7)
シアトル・タコマ国際空港(SEA) 15:05 →
 定刻に離陸。飛行機の中はもちろん爆睡して太平洋を越えた。

7月24日(月)

ノースウェスト航空7便(NW7)
→ 新東京国際空港(NRT) 16:33 9時間27分
 予定より約30分早く成田に到着。


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RYU@管理人の独り言


人は1年間に世界中のディズニーリゾートに行けるか?
2005年のディズニーツアーではディズニーワールドとクルーズの手配
アナハイムのグランドカリフォルニアンの手配でお世話になりました。
アメリカのディズニーリゾートに行く人は必見。本当に頼りになりますよ。


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